転職を決断できない人の思考法

「転職を決断できない・・・」
転職を少しでも考えたことがある人は、こんな悩みを持っています。
ここで、判断と決断の違いを考えてみます。

「判断」・・・物事を見極め、自分の考えを定めること
「決断」・・・必要なことを選ぶこと

「決断」は、「判断」にくらべて、強い意志をもってある結論を下すような場合に使います。
「判断」のレベルでは、いろんな会社を比較して、”転職した方がよさそうだなぁ”と考えていても、
「決断」のレベルでは、
 ”決めないことを決断している”
のです。
 
 リスクが怖くて、「決断しない」という人は、覚悟が無いのでいつまでたっても「決断」できません。
 決断しない人は、
 ”いまあるものを手放すことを恐れている”
のです。

サンクコストにとらわれている

投資の用語で、”サンクコスト”というのがあります。
サンクコストとは、”回収できない費用のこと”で、
これまで頑張ってつぎ込んできた時間や費用をムダにしたくない、そのリターンを回収したい
と考えたくなる費用です。
気持ち的には、
 「ここで辞めてしまったら、今までやってきたことが無駄になる」
という感じです。
人間は、このサンクコストをとても大きく感じます。
それは、
 「得られる喜びよりも失う痛みのほうが大きい」
と感じるようにできているからです。
「勝ちたい」というよりは「失敗したくない」
と強く思っているのです。
つまり、今現在や将来の価値よりも、過去の価値のほうが大きく感じるのです、
ところが、過去にばかりに目を向けていては、取り残されていってしまいます。
「いま」の視点でみれば、それは”価値の無いもの”である可能性だってあります。
その人がいくら努力をしてきたとしても、それが世の中に正しく評価されるとは限らないのです。
であれば、その努力を”違うカタチ”で発揮することを考える必要があります。
そこは、柔軟に気持ちを切り替えて考えた方がうまくいきそうです。

自分の軸で考える

ブラック企業で働き続ける人がいます。
その人は、ブラック企業だとわかっていても、サーカスの像のように(←サーカスの像はナゼ逃げないのか?)、
「新しい場所には行けない」
と固定した考えにとらわれてしまっています。
本当は、ほかにもたくさんの選択肢があるはずなのに、それが見えていないのです。
このような人は、
 「本当にいまの会社が自分にとってベストなのか?」
を問い続けることが必要です。
人間関係、仕事の悩みに関しては、”変えようと思えばいつでも変えることが可能”です。
イヤな人がいてあなたを苦しめられているのなら、つき合いを止めたほうが良いでしょう。
仕事も同じです。社会の役に立っていないとか、自分の成長を考えて、現状がベストでないなら辞めても良いのです。
会社や周りの環境にへんに期待していないですか?
「やりがいのある仕事をやらせてもらえない」 「仕事で社会に貢献できていない」
と考えている人は、
 会社が「自分を幸せにしてくれるもの」と思い込んでいるのかもしれません。
実は、そういう人ほど会社に期待しすぎているのです。
 自分が幸せに毎日を楽しくすごせる仕事をするように切り替えてみましょう。




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