自分の価値|一万時間の法則と自己肯定

皆さんは自分自身の”価値”をどう捉えているでしょうか?
 テレビやインターネットでは、”お金持ち” ”セレブ” ”イケメン” ”成功者” と呼ばれるような人たちが取り上げられ、豪華な家や車を所有していることが映しだされ、コマーシャルではそういう生活をあおっているように見えます。
 あなたは日常的に、会社やいろんな場面で、なにかと人と比べられ、人から「評価」されることが多く、なんとも言えない劣等感を常に感じている(感じさせられている)のではないでしょうか?
 会社では、その業績への貢献の度合いを”公平に”評価されて、それに応じた報酬をもらうという仕組みが一般的になっているようです。
 単純に考えると、年収400万の人は、その労働に対して400万円分の価値があるということを、嫌がうえにも意識させられることになります。
 このような精神状態におかれていると、自分に対する自信(別ことばでいうと自己肯定感)が無くなってしまいます。
 そして、その結果として、ストレスに対して耐えにくい精神状態となり、心が折れやすくなってしまいます(←折れない心の作り方)
 では、どのようなマインドを持つことが必要なのでしょうか?
 会社での人事評価で考えると、
   あなたが 頑張っている実感 と、会社の評価 は イコールではありません。
 まず、切り離して考えてください。
 この点を理解しておかなければ、そのギャップに納得がいかず、あなた自身の仕事に対して、
  「こんなハズではなかった・・・」
とがっかりして失望し、ますますストレスをためてしまうことになってしまいます。
では、評価されるようにはどうすれば良いでしょうか?

一万時間の法則

「どんな才能や技量も、1万時間練習を続ければ“本物”になる」
マルコム・グラッドウェル(1963 英)
 という有名な言葉があります。
 1万時間というと、1日8時間、年間200日働いた場合で 約6年となります。
 つまり、
どんな人でも10年くらい一生懸命に続ければ、その道で一流になれる
ということになります。
これは、まさにその人の
  ”価値”=”強み”
ということができます。
 逆にいうと、最低でも6年くらいは続いていない仕事は、
  ”本物”にはなっていない = その人の”価値”となっていない
ということにもなります。
 さらにいうと、10年たってもずーっと同じことを毎日繰り返していては、成長がとまっていることにもなるのです。
 このことは、その人の”価値”というのは、そのことに
 自分がどれだけ時間をつぎ込んできたか?
ということで決められてくるのです。。

あなたの現在価値は?

 1万時間以上の努力により獲得した”あなたの価値”はどう評価されていますか?
 いまの会社での”あなたの能力評価”は、もうほぼ固定されていませんか?
 社内の人脈形成などの付加的な要素により、”あなたのポジション”が決まってきていませんか?
 そんなあなたの評価を”市場”でみるとどうでしょう?一度、転職サイトに登録して自分の”市場評価”を客観視してみるのも一つです。 
 上司に好かれるか・好かれないか?
 どうでもよい尺度で価値を計られているのであれば、そんなものはどうでも良いと思考を切り替えてください。
 本当のあなた自身、一人のビジネスパーソンとして、どのように評価されるかを客観的にみてみましょう。
 会社でまん延している「固定したものの見方」を解放して、「新しい気づき」を探してみましょう。
 そして、これまでと違う視点であなた自身を見てみることで、あなたが気づいていない”素晴らしい価値”を発見することができるのです。




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