ストレスの本当の正体を知っていますか？

「ストレス」という言葉を日常的になんとなく使っていると思いますが、あなたは、ストレスの本当の意味をきちんと理解しているでしょうか？
ストレスは、目に見えないので、”感覚的なもの”として考えられているかもしれませんが、実は、
　その全容はほぼ解明されている
のです。
　そして、
　　一定のレベルを超えたストレスは、あなたの脳や身体にとても悪い影響を与える
というメカニズムが、科学的に解明されているのです。
人間がストレスを受ける状態に置かれると、ストレス・ホルモンとよばれる物質が分泌されて、

といった、危険な悪い影響を身体に与えます。
　どうでしょう・・・ストレスというと精神的なダメージを受けることが意識されがちですが、実は、あなたの身体に重大な影響を与えるものだったのです。
　心と身体の両方の健康状態をつくりだすためには、このストレス・ホルモンを減少させること（＝ストレス解消）が必須となります。

ストレスによる体の反応

一定レベルのストレスを受けた場合に、発生する体の反応は、次に示すようなものがあります。
あなたは、これらの症状をどのくらいの回数感じるでしょうか？

　□頭痛
　□首や背中の痛み
　□疲労
　□寝つきが悪い
　□不眠症
　□だるい（倦怠）
　□下痢/便秘/腹痛
　□憂鬱
　□無気力
もし、これらの症状を日常的に感じているようであれば、あなたのストレスレベルが”高い”と言えます。
このストレスレベルが高い状態がひどくなってくると、記憶力や集中力がさらにどんどん低下していき、進行すると自分のなかで理屈のあわない思考回路に陥ってしまい、理不尽な行動（軽いパニック）を引き起こすこともあります。
あなたの心身は、ストレスを受けるとそれに応じた反応を常にしています。
ご自分の体の反応・シグナルをよく観察・自覚して、ストレスレベルを把握して早めに対処することができれば、ストレスをうまく解消することができるようになります。

ストレスは社会の敵

ストレスが心身に影響を与えるのに加えて、

　
などの社会的な影響も無視できないレベルになってきています。
　個人個人がストレスに対してうまく向き合うことができれば、もっと良い社会にすることができます。
　そして、社会全体でストレスに対する正しい知識を持って、ストレス状態にある人への適切な対応やアドバイスができれば、だれもが”生きやすい”世の中にしていけるのです。