選ぶことをあきらめない

あなたは、きっとまじめで努力家ですよね?
そんなあなたは、どんなに忙しいなかでも頼まれた仕事を引き受け、
 「やればできる、やるしかない!」
という状態、思考に陥っていないでしょうか?
その積み重ねは、心労、ストレスが溜まっていくばかりです。
そこで、もっとよくよく考えなくてはなりません。

頼まれる多くの仕事は、本当に重要なものでしょうか?
本当にその人のためになっているでしょうか?
そのせいで、もっと重要な仕事がおろそかになっていないでしょうか?

子どものころから、努力の大切さ、まじめに働くことの大切さを繰り返しインプットされ、あえて困難にも立ち向かうように教えられてきています。
でも、そもそもどんな人にも限界があるし、”おおきな成果”を達成する人は、少ない(極端には一つの)ことを黙々と続けていた人の方が多いのが事実なのです。
仕事はやってもやっても無くなることはありません。それは、時間をかければかけるほど、余計なことに手を出していってしまう習性があるからです。
そしてやればやるほど、”本当に重要なこと”が見えなくなってしまうのです。
パレートの法則によれば、本当に重要なことは20%で、残りの80%は重要でない”さまつ”なことなのです。
「やるしかない!」という気合は、単なる”思い込み”でしかありません。
”もっと重要なことを選ぶこと”をあきらめてしまっているだけなのです。

選ぶ能力を高める

人生は”選ぶこと”の連続です。
これまでの人生で、あなたがずっとやってきたいろいろな選択が、今のあなたを創っていると言っても過言ではないでしょう。
こんな公式を考えてみてください。
選択×行動=人生
進学・就職・結婚といったイベントでのあなたの選択と行動を振り返ってみるとどうでしょうか?
それほどのイベントではなくても、今日のあなたの取った行動は、いろんな選択の結果ではないでしょうか?その一日一日の積み重ねが”人生”です。
逆に言うと、
 選ぶことをあきらめることは、自分の人生を他人に預けるようなもの
なのです。
これは、セリグマンの実験の犬と同じ、学習性無力感の状態なのです(←学習性無力感からの脱却)。
なにげなく周りに流されてストレスを溜めて行っていませんか?
もし、そうだとしたら、”自分から選択する”という意識を持つだけで、行動は主体的なものに変わっていきます。
この思考は、習慣として身につけると、最強です(←”主体的である習慣”)。
その結果、ストレスを溜め込むことがなくなっていくのです。




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