ワークライフバランスの勘違い?本当の人生バランスを取りもどせ!

「あなたはワークライフバランス取れていますか?」
「ワークライフバランス」という言葉が本当によく聞かれるようになりました。
ワークライフバランスとは、文字通りでいうと、
仕事と生活の調和
という意味になります。
日本では、この数年のうちに(急に)、国として大推薦(キャンペーン化)している政策となっています。
政府のHPを見ると、次のように”定義(?)”されています。
「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」

(出典:内閣府ホームページより)
みなさん、いかがでしょうか?
”昭和の公務員的な発想”ですね。
そもそも、
「個人の働き方について国が推奨している時点で、なんだかうす気味悪い」
気がしてしまうのはぼくだけでしょうか?

ワークライフバランスって本当に必要なの?

自分の人生を、自分なりに生きている人にとって、ワークライフバランスという考え方を導入することに意味はあるでしょうか?
なぜ今ごろになってこんなにキャンペーン化しているのでしょう?

 ”仕事” と ”家庭”  どっちが大切ですか?

これは、高度成長期の”遺産”というか”名残”なのでしょう。

毎日残業で遅くまで会社に残りって身を粉にして働き(少なくとも働いているつもり)、
家庭をおろそかにしているサラリーマン

のイメージを前提にしているんですかね・・・。
本当に家庭を大切にする人は、どんなことがあっても優先して家庭を大切にします。
そして、そういう人ほど、”仕事上の責任”なんて言われなくても、
自分できっちり責任を果たしている人が多いのではないでしょうか?
その反対に、家庭がいい加減な人ほど仕事もいい加減だったりします。
たいていは、仕事のできない理由を家庭に、家庭がうまくいかない理由を仕事にして
つねに言い訳ばかりしているような人です。
(よく見かけますよね・・・)

人生の段階なんて今の世の中どうなるかわからないから、その時々で各個人がそれぞれの価値観にしたがって行動していくものです。
特に、一流を目指して頑張る人は、その分野でホントに頑張らなければならないので、時間をかけて必死に頑張る時間が必要です(←一万時間の法則)。
以上をまとめると、ワークライフバランス(キャンペーン)とは、言ってしまえば
「大きなお世話」
以外の何ものでもありません。
そういうことじゃなくて・・・
そんな押し付けなんかじゃなく、
 「自分が大切に思うコト、大切に思うヒトを優先して行動する」
というのが、個人にとっての時間のもっとも効果的な使い方、
つまり、
本当にバランスが取れている状態 
と言えるのではないでしょうか?
もちろん、ワークライフバランスを語る前に、「自分の優先事項」を一度整理することも必要となりますね。
ふと立ち止まって、
「自分は何を一番大切にして生きて生きたいんだろう?」
と考えてみるのも良いことです。
いかがでしたか?
世の中の風潮、国の政策、会社の論理・・・など、いろんな価値観が出回っています。

ワークライフバランスのキャンペーンの裏には、非正規雇用をどんどんと自由に増やしてきた経済界の偉い人たち(もちろん大企業)と
それに迎合してきた政府の人達との一連の結託によるものです。

一番大事なことをよく考えて、あなたの本当のバランスを失わないようにしてくださいね。

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