定年後の自分をイメージして仕事をすることの重要性

仕事がデキる人ほど、”定年後の自分”をイメージしておく必要があるかもしれません。
というのは、定年後うつになりやすい人の典型として、
 自分が輝いていた過去に執着している
という特徴があるからです。
仕事がデキると言っても、少なからず会社の看板や肩書きという”鎧(よろい)”を身につけています。
それが、退職と同時に、その鎧を脱ぐことになり、それまでのアイデンティティ、自己肯定感を失ってしまうことになります。
そうなると、現在の自分を否定していることにつながり、鬱になってしまう可能性が高くなってしまうのです。
 「過去の武勇伝」を語る人ほど、みじめな人はいません。
過去に自分が輝いていたときに執着しすぎるということは、今現在の自分とその自尊心を否定することになってしまうのです。
鬱になってしまうと、熟年離婚ということにもなりかねません(心当たりのある人はこちらを参照→熟年離婚を回避する唯一の夫婦の幸福度アップ法
仕事はもちろん大切ですが、ときには
 仕事をしていない自分
を想像し、そのときの人間関係、何を過ごしているか
をを考えてみることも必要です。
 あなたが、身一つとなったときをイメージしてみましょう。
 今の仕事や会社のことを持ち出さずに、あなた自身のパーソナリティを説明することができるでしょうか?
そして、今のうちに心がけておくもう一つ大切なことは、
 知能を高める働き方をすること
です。

歳を取っても高まる知能がある!

”歳をとったら、物覚えが悪くなって知能が低下する”
あなたはそう思い込んでいませんか?
実は、歳をとっても高まる知能があるのです。
知能には2種類あり、その足し算が全体の知能です。
 

 ①流動性知能 + ②結晶性知能 = 全体の知能

 
 ①流動性知能は、新しいことを一から覚えるような能力です。
 例えば、お年寄りがパソコンやスマホをいきなり操作できないように、歳とともに低下してしまう能力です。
 ②結晶性知能は、長年培われた経験や知識に裏打ちされた能力です。
 匠、名人のように経験を蓄積していくことにより、年齢を重ねるほど伸びる能力です。
 おススメの働き方は、
 ①流動性知能はそこそこに鍛えながら、②結晶性知能を高めていく
というのがよさそうです。
 
 新しいことばかりに目を向けずに、コツコツと積み上げることをやっていくことで、年齢とともにあなたの知能を発達させることができるのです。




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