性格は変えられるモノ|アドラー心理学から学ぶ

どれが本当の自分の性格なんだろう?
 自分のことなのに、なんかよくわからない・・・・
 
 「あなたはどんな性格ですか?」と聞かれても
 一言では言い表わせないですよね。
 
 ”三つ子の魂百まで”ということわざもあり、子どものころの経験や環境で性格は作られていくもの
 と思われているかもしれませんが、実は、心理学の世界では、
 性格は状況によって変わるモノ
というのが”常識”とされています。
 性格は、どんどん変化していくもので、その変化には、次の2種類があると言われています。
 ①モード変化・・・状況や相手により性格が変わるもの
     親に対しては反抗的な性格だが、友人とはとても協調性のある性格
 ②性格変容・・・体験や環境の変化で性格が変わるもの
     危機を乗り越えて環境に適応したり、特異な体験で性格が一変してしまう
 
 性格というのは、なにかひとつ決まったカタチがあるものではなく、”変わるもんなんだ”と軽く思っておいて良い
ということです。

性格の3要素|アドラー心理学より

 性格は3つの要素で形成される
 心理学者のアドラーによると、性格が形成される根本には、次の3つの要素があると言われています。
 あなたがどのような要素を持っているかを考えてみましょう。

1)私は〇〇である (自己概念)
  例: A 私は平凡で大した人間ではない
     B 私は価値のある人間で、やろうと思えばどんなことでもできる
2)世の中の人々は〇〇である (世界像)
  例: A 人々は退屈な人間より、面白い魅力的な人間が好きだ
     B 人々はそれぞれの価値があり、お互いを高めあう存在だ
3)私は〇〇であらねばならない (自己理想)
  例: A 私は誰からも相手にされず、ひっそりと暮らすほうがいい
     B 私はみんなと協力して幸せになる存在だ

 自己概念、世界像、自己理想の3つの要素について、Aを選ぶ人と、Bを選ぶ人とでは、形成される性格が変わってくるのです。を、
 Aを選ぶ人は暗いおとなしい”性格”を形成し、Bを選ぶ人は明るい前向きな”性格”になるということになります。
 あなたはどちらの性格を持ちたいでしょうか?
 どちらが幸福な人生を歩むことができるでしょうか?
 家族、子どもにはどんな性格になってほしいでしょうか?
 AでもBでも、どちらも選ぶことは可能です。誰からも強制されるものではありません
 なので、人間は、性格を自分で選んで決定しているということができるのです。
 周囲の環境や人間関係などの影響は受けるかもしれませんが、あくまでも”影響”であって、決定しているのはあなた自身なのです。
 逆に言えば、生まれつき決められた(=変えられない)モノではないので、自分で”選んだモノ”は今すぐにでも変えることが可能なのです。
 いま自分が暗い性格で、その性格を変えたいと思うのであれば、今すぐに”自己概念”や”自己理想”を違う新しいものに”書き換える”ことができるのです。




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