目標を立てる
子供の進路について目標を立てるときに注意することはなんでしょうか?
ここは、あんしん父さんの出番としては非常に重要な場面となります。
注意しなければならないことは、
「自分の好きな道を選べばよい・・・」
と言ってあげながらも、心の中では、
「偏差値で〇〇以上でないと・・」
「自分の行った学校並みには・・・」
といった理屈を考えていたりしないでしょうか?
どうしても、見栄っ張りなオトナの価値観によると、
学校の知名度、進路実績、入るための難易度 ..etc
をありがたがります。
一種の”ブランド”のように考えてしまい、
”なんとなく安心できるかどうか?”
を基準に選ぼうとしてしまうのです。
また、”他人”との関係で、お子さんが、「あいつには負けたくない」とか、
「あの子と同じ学校へ行きたい」とか、他人との関係で目標を設定して
いまうようなことは避けなければなりません。
さて、今一度ここで冷静に考えてみましょう。
・・・に当てはまるのは誰?
目標に向かって頑張るのは・・・
結果に応じた学校生活を送るのは・・・
失敗してもっともがっかりするのは・・・
合格してもっとも喜ぶのは・・・
もちろんすべてお子さん自身なのです。
どのような結果になっても、すべてをお子さん自身がすべて受け入れなければならないのです。
一見、残酷にはみえますがこれが現実です。
”優しいお母さん”は、少しでも代われるものならと、いろんなことに介入しようとしてしまいますが、それはそもそも無理なんです。
なので目標を立てるときには、まず、お父さんが客観的なアドバイスとして、
いろんな選択肢があることを冷静に伝えてあげることが大切です。
世の中のことをよく知っているお父さんは、あらゆる可能性をお子さんに提示してあげることができるのです。
そのうえで、最終的な目標は、
「子供が選択した」という結論になっていること
が重要です。
その選択の結果、どのような結果が待っていたとしても、そのプロセスを必ず踏んでおくことが必要なのです。
これは受験に向かう親子にとって最も重要なことです。
作戦を立てる
しながら達成に向けたアクションをとる・・・」
お父さんの会社、よくある日本企業では、このような目標達成プロセスでよく聞く話です。
もちろん、お子さんの受験や勉強に、このようなプロセスをそのまま持ち込のでもうまくはいきません。
ですが、このような”思考”をしていくことは、お父さんは慣れているのです。
こういう思考に慣れているお父さんは、模擬試験結果の分析や勉強方法といったことに関する相談の際は出番です。
また、併願校の設定などは、お子さんの特性と試験問題の相性や配点を考えて、試験対策を考えることができます。
会社での仕事をこなすような要領でできることだと思います。
この時こそが、
頼もしいあんしん父さんの腕の見せ所、出番なのです。
実際、お父さんが頼りない場合は、全部お母さんがやることになってしまいます。
ですが、注意しなければならないことは、少しでもお父さんが参加し、
”家族全員で応援している姿勢を示す”
ことが重要です。
「全部、お母さんに任せた」 「お父さんはよくわからない」
なんてことが無いように、必ず
”主体的に参加すること”
が重要です。
お子さんにとっては、お父さん、お母さんが応援してくれていると感じられることが、
”最大の武器”
になるのです。
そしてより安定した気持ちを持って、受験に臨んでいけることにつながり、最後に良い結果を生むのです。
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