思春期や受験を控えた子供に必要なこと・・・それは
心の安定
です。
どうやったら余計な心配はせずに勉強に集中して取り組めるのだろう・・・心を安定させてあげられるのだろう?
では・・”子供に心の安定をもたらすもの”はなんでしょうか?
逆にその安定を奪うものはなんでしょうか?
子どもの心の安定に必要なもの
それは”夫婦関係”そのものなのです。つまり・・
子供の問題=夫婦関係の問題
なのです。
(⇒なぜ夫婦関係が重要か?)
現在の心理学では、安定な夫婦関係を築いている夫婦にくらべて、そうでない夫婦の場合には、子供が不安定になりやすいリスクが3倍以上もあるとされています。
ここで言う安定は、情緒的に安定して学校の成績もよく、自己肯定的であるということです。
もし、なんらか子供が不安定な状態を感じられたと時には、直接的に原因を探るよりまず、ご夫婦の関係性について見直してみることが必要となります。
どこかで相手を責めているようなことがないでしょうか?子供の前で言うかどうかはあまり関係ありません(子供はその関係性を敏感に感じ取るので)
夫婦の関係を良くする会話術
じゃあどうすれば関係性を良くすることができるのでしょうか?
いままでの積み重ねもあり、急に何かをできる訳でもないし、何をしたら良いかもわからない
ということもあるかもしれません。
たった一つだけするとすれば・・・
「毎日 10分 会話をする」
簡単そうで以外にできていないのではないでしょうか?
具体的な行動をすることが必要です・・
たとえば、
- 少しだけ会社から早く帰る、
- 飲み会を1次会で切り上げる
- スイーツを買って帰る
- お茶を入れる
- テレビのニュースを見ない
どれか「これはムリ!」なことはあるでしょうか?
どれひとつとして難しいことは無さそうですね。
そして会話をするときに気をつけることは、相手の話を「傾聴する」ことです。
聞く < 聴く < 傾聴する
それぞれのレベルの違いはわかると思いますが、
相手の言葉をさえぎることなく、自分の意見ははさまず・・です。
適度にあいづちを打ちながら「聴く」ことです。
マーティン・セリグマンという心理学者によると、次の3つのテクニックを提唱しています。
1)相手の発言を確認すること
発言を肯定し、相手の発言を繰り返す(あるいは言い換える)
「○○だったんだ」
「そう、○○だったんだね」
2)会話に集中する環境をつくること
テレビを消し、静かな環境で話すなど
そういう環境でないときは、場所・時間を改める
3)口論になりそうなときは、話す順番を決めるルールを作ること
そして、極力ポジティブな言葉を使うことが重要です。相手がネガティブな言葉を発してきても、それには応じず、ポジティブな言葉を発し続けることが大切です。
これができれば、間違いなく夫婦関係はよくなりますので、ぜひ実行してみてください。
最初はうまくいかないかもしれません。1回で失敗したからといっても軽く受け流し、決して相手のせいにしないことです。
関係を良くしようというメッセージは確実に相手に伝わっているはずですから・・・。
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