アドラー心理学では、人間関係を
交友のタスク
愛のタスク
の3つの関係に分けて考えられています。(←最も難しい関係は夫婦関係!?)
あなたは、最も難しい”愛のタスク”についてどう感じましたか?
日本の男性は、もっとも簡単な仕事の人間関係(=仕事のタスク)に時間をかけています。
そして、もっとも重要かつ難しい関係(=愛のタスク)に時間を使っていない人が圧倒的に多いようです。
大昔(たとえば昭和の高度成長期)からある、”妻が夫に仕える的な発想”が残っているために、
もっとも難しい夫婦関係を軽く見る傾向にあるのです。
現代でこそ、”イクメン”などという言葉がありますが (←イクメンとは何モノなのか?)、
家庭の人間関係の大切さを、理解していて口では言うものの、行動が伴っていないのです。
外国人はこう言うそうです。「日本のビジネスマンは、カイシャと結婚しているのですか?」・・と。
実はサラリーマンである筆者自身にもそういう時期がありました。
職場のどの人もみんなそうでした。会社の人間関係を第一に考えて、それが正義のようになっていたのです。
でも、家族・夫婦の関係が壊れそうになった時に、”さすがにマズい”と気がついたのです。
「もっとも大切なことを考え、それを優先する」ことを習慣にしてから(←優先事項を優先する習慣)、少しずつですが夫婦関係が改善してきたのです。ただし、時間は数年単位でかかります・・・。
人間がもっとも愛情が感じるときというのは、「この人と一緒にいると、とても自由に振舞えるとき」と言われています。 自由を制限したり、束縛=支配しようとすればするほど、愛情は低下していってしまうものです。
かといって、”旦那がいないほうが楽しい”という冗談もありますが、決してそんなこともありません。
バランスを取りながら、時間をかけて、この難しい人間関係を”難しいもの”として良いものにしていく”真剣な努力”が、幸せで愛情にあふれた人生を送るためには欠かせないのかもしれませんね。
夫婦関係を良くするちょっとした心がけ
夫婦関係を良くするには、会話の仕方や相手の不満を聞いたりといったようなものから、信頼関係を構築するところまで、幅があります。
ここでは、とりあえず、ちょっとした心がけをお伝えします。
まず、男性は、
現実的になることを恐れずに、恋愛と結婚を潔く切り離すこと
が必要です。
実は、男性は女性よりも変化を望んでいないし、あまり自分を変えようとするのが女性に比べて苦手です。
”妻が出産を機に変わった”
というような言い方で、半分グチのように語られることがあります。
それは、女性が結婚→出産という経験を経て、人間としてどんどんと成長していっているのです。
恋愛モードから現実モードへ変化していっているのです。
一方、男性はというと
”少年のままでいたい” ”夢を見ていたい” ”恋愛していたい”
なんて言っていると、それが本性ではあるのですが、成長している妻からよけいにイライラされてしまいます。
変なプライドだけはあるので、
「下手にでちゃいけない」
「謝ったら負け」
という、ちょっと子どもじみた抵抗することしかできないのです。
男性の精神年齢が女性に追いつくことは無い
と言われています。
職場でのコミュニケーションはとても円滑に、気配りをもってできているはずです。
その気配りを、家庭でやって、良い雰囲気を作るように心がけるくらいでちょうど良いのです。
このホームページのタイトルにもあるように、男性もどんどん成長していくことを心がけましょう。
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