結婚生活の幸福度
を決めるものって何でしょうか?
これを調べた注目の研究結果があります。
ルイス・マディソン・ターマンというアメリカの心理学者の調査で
結婚生活について質問したら、つぎの項目が高い夫婦ほど
幸福度が高かったそうです。
〇家計の扱いについて夫婦の意見が一致している
〇相手を誇りに思っている
〇もう一度生まれ変わっても現在の配偶者と結婚したいと思う
いかがでしょうか?
「ほとんど当てはまらないなぁ・・・」
というのが正直なところではないでしょうか?
日本人の夫婦で、結婚年数と幸福度の関係を調査した結果があります。
結婚直後は、妻のほうが幸福度が高いですね。でも、そのあと3年目からはどうでしょう?
”妻の幸福度が夫の幸福度を上回ることは無い”んです。
それでも、10年ちょっとくらいまで幸福な結婚生活は続きます。
ですが、そこから先は・・・・・、
夫と妻の幸福度はどんどんと離れていくばかり・・・
なのです。
問題は、
夫はそれなりに幸福を感じていても、妻の幸福度は下がっていく
ことです。
妻にとってみれば、夫に対する
「心理的な距離」が離れてしまっている
ということなのです。
そして・・・、ついには子どもが社会人になり独立する頃(20数年後)になると、それまでの我慢に限界を感じて、
”自分の人生を取り戻そう!”
とばかりに、妻が離婚を切り出す・・・・
そんな熟年離婚のパターンが見えてきます。
幸福度をUPする唯一の方法
では、結婚20数年たっても、幸福な夫婦関係を保ち、熟年離婚なんていう寂しい事態にならないためにはどうしたらよいのでしょうか?
それには、夫と妻の幸福度が、年々離れていくのを食い止めるモノ=”努力”が必要です。
特に、3年目以降に距離が離れないようにすることが大切になります。
(前のグラフを見てください。)
初めのうち、良い面ばかりが目につくのですが、結婚生活では、いつも近くに一緒にいると、どうしてもマイナスの面に目がいってしまいます。
たとえて言うならば、
富士山も遠くから眺めているにはキレイに見えますが、そばで見るとそれほどでもない・・・
というようなものです。
それに、男性と女性では価値観が大きく違うのも重要な要因です。
特に日本の場合は、
出産・子育てというライフイベントを自らが経験する女性と、仕事中心の男性
という社会的役割がなんとなくですが根強くあるので、価値観も違ってきてしまいます。
それらのせいで、妻との関係を築くことを”面倒なこと”として避け、仕事に逃げてしまう男性が多いのです。
なぜなら、男性は、
「仕事が大変だ」と言いながら、家庭に比べれば会社の人間関係の方が、”よっぽど単純で少ない労力でやっていける”と考えているのです。
なので、
仕事に熱中しているフリをして、逃げている
というのが実態です。
結婚生活で、幸福度はどちらか一方が良くなっても意味がありません。
お互いの心の距離を縮めることが何よりも大切です。
そのために、必要なことは、ただ一つです。
「自分のこと以上に相手を大切にすること」
これを考えて、毎日実行することが唯一の方法です。
もちろん、どちらかが一方的にするのではなく、お互いが実行することが大切です。
相手のためにすることなのですが、それは人生を振り返ったときに、あなた自身が健康で幸せな人生を送れたか?
ということに直結する問題なのです(←30年後に幸福で健康であるために今やるべき3つのこと)。
そのために、今日から幸福度をUPするための行動を起こしてみましょう。
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