夫婦円満の秘訣は”距離感を大きめにとること”だった

夫婦関係は、ある一部(最近は表向き増えていますが)を除いて
”男性と女性の関係”
です。
いろんな運命の出会いがあったことは確か?(=おそらくそのほとんどは勘違いと区別がつかない・・)
かもしれませんが、もとをたどれば、見ず知らずの”まったくの他人”でした。
この当たりまえの事実をよく認識していないと、夫婦関係は円満にいかないのです。
そして、この夫婦関係はとても難しい人間関係なのです(←最も難しい関係は夫婦関係!?)
運命の出会いを成し遂げた人たちは、、相手のことを
”自分のすべてをわかってくれている人・受け入れてくれる人”
のように考えている(そうであって欲しいと望んでいる)人がいます。
そういう人は!要注意です。もっとも結婚で失敗する人の典型なのです。
では、具体的な例でみていきましょう。

夫婦は他人であるという事実を認識する

まず、はじめに認識しておかなければいけないこと、それは、
”相手とは動物的に異なっている”
という事実です。
快適に感じる温度が違うので、冷房を効かせたようとしたら、奥さんが冷え性になってケンカになる・・・。
とか、
夫のいびきや歯ぎしりのせいで睡眠不足になる・・・。
とか
食事のときの食べ方や口を動かす音が気になる・・・。
といったような、生理的なことが原因で、よけいないざこざが絶えなかったり、我慢してストレスになったりします。
人それぞれ必要な睡眠時間も違いますし、生活のリズムやペースが違うのは、ある意味自然なことです。
また、決定的に違うのは、”行動のパターン”です。
ある心理学者によると、
「女性はヒマだと幸せに感じる」
のだそうです。
ですから、お茶でも飲みながら、たわいのない何の脈略もないおしゃべりを延々と続けられることができるのです。
その反対に、男性は
「忙しいと幸せを感じる」
のだそうです。
”忙しい忙しい”と言いながら嬉しそうにしている・・・それはたいてい男性です。
さらに、男性には、充実感を得るために、”目的・目標”に向かって行動する習性があります。
なので、リストラのやり方として、追い出し部屋で何もさせないというのが有効になります。
この方法は、やたらに忙しい状態にするよりも、逆にとても強いストレスを与える、残酷な方法なのです。
こんな基本的な性質が違うのに、男性と女性が買い物に行くというのは考え物です。
男性は、買う目的がないと買い物には行けません。
買うかどうかもわからない服を、いつまでもウィンドウショッピングしている女性が理解できません。
時間の無駄に思えてきて、しびれを切らして、いい加減もう帰ろう!となって、お互いに気まずい思いをするだけです。
だったら最初から一緒に行かないほうがマシ!という結果になるのです。。
もともと、人間・男女にはそれぞれ独立した時間、それぞれにとって個人的な空間を持って、自分のペースで快適にいられる行動パターンがあります。
なのに、無理して一緒にいろんなことをやろうとすると、そこに衝突が生じてしまうのです。

年齢が上がると結婚しにくくなるのは当然

以上のことを考えると、
夫婦は、それぞれ別の趣味や仕事で忙しくしておいて、一日に一回くらいお互いのことを気楽に話し合うくらいでちょうど良いのです。
会話の際にはコツも要りますよ。(←夫婦仲を良くする会話術)
夫婦関係を考えるううえで、もう一つ重要な要素があります。
それは 時間(=年齢) です。
年齢を重ねていくと、だんだんと自分の生活様式を変えにくくなります。
自分のやり方が染みついていきます。
”今までどおりが一番”
だれも自分の慣れたやり方を変えたくはありません。
なので、現代のように若いうちに結婚しない人が増えると、ますます結婚しない人が増えてしまうのです。
これが、夫婦の場合にはある程度相手に合わせなければ仕方ありませんが、
”根本的な違い”
には変わりません。
とくに不器用な男性は、定年後の夫婦2人きりの生活をうまく楽しめない というのがよくあるパターンです。
例えば、
自分が出かける時に奥さんについてくるように要求する
奥さんの友達とのお出かけにむやみについて行ったりする
といったような人がいるそうです。
定年後は、やることを自分でどんどん見つけていかないと、お互いにストレスを抱えた生活を送ることになりかねません。
今まで仕事ばかりだった人が、急に2人の生活を楽しもうとしたところで上手くいくはずがありません。
(奥さんはむしろ迷惑と考えるのは当然です)
そもそも、行動パターンが違う2人が同じ時間を過ごすには、それぞれが独立して行動しないとうまくいかないのです。

夫婦関係は”そこそこ”で十分

では、どうしたらよいのでしょうか?
そもそも、考え方も行動パターンも違う訳ですから、
考え方にギャップがあることは当然
2人に距離感があるのは当然
と割り切って考えておかないとお互いに疲れてしまいます。
もちろん、いつも一緒に手をつないだ仲良し夫婦が、”自然に”できるのであれば何の問題もありません。
でも、誰しもが必ずそうなるとは限りません。
そこそこ仲の良い関係
であれば”良し”としましょう。
ヘンに力んで、「仲良くしていなくてはダメだ」
などと考えないことです。
重視することは、
「お互いに気が楽に楽しく過ごせるかどうか?」
です。
もっと気楽に距離感を取ってみましょう。
そうすることで、今までに気づかなかった相手の良いところを見つけたりするかもしれませんね!

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