信頼関係がなければ、どんな相手ともポジティブな関係を創ることはできません。
それは、夫婦関係のように、より近距離の関係にある場合はとくにそうです。
スティーブン・R・コヴィー博士は、「7つの習慣」の本の中で、
「銀行の口座にお金を貯金するように、相手の”信頼口座”にあなたの信頼の貯金を預けることが大切である」
と述べています。
信頼口座への預け入れに効果的な方法は、この3つです。
1.礼儀正しくする
2.親切にする
3.約束を守る
逆に、信頼口座から引き出すのは、どんなことがあるでしょうか?
1.無礼
2.見下す
3.話を聴かない
4.気まぐれな態度
5.無視する
もし、このような引き出すようなことをしていまうと、相手との関係は壊れてしまいます。
でも、日ごろから信頼口座に信頼をたっぷりと預け入れてあれば、壊れなくて済みます。
夫婦関係は、世の中でもっとも親密で充実した人間関係になるはずのもので、もっとも長く続く人間関係ということができます。
(←最も難しい関係は夫婦関係)
この関係においては、家計と同じように、信頼口座を赤字にしないように、毎日コツコツと信頼の預け入れを行って残高を増やしておくことが大切です。
今すぐできる信頼を高める6つの行動
相手からあなたへの信頼を高めるために、実行することはなんでしょうか?
次の6つをすぐにでも実行すれば、あなたの信頼度を間違いなく確実にUPすることができます。
相手の関心のあること、大切にしていることについて、まず理解することです。
自分の勝手な判断ではなく、相手の価値観を理解して、自分がしてもらうことは考えずに、「自分がして欲しいことを相手にしてあげる」ことです。
いつもよりも、ほんの少しの思いやりを持って、相手の内側のやわらかい部分、特に気持ち、感情を気遣うことです。
約束は破ってしまうと、信頼を大きく引き出すことになります。なので、守れない約束は、初めからしない方が良くて、もし守れない場合はいさぎよく撤回することです。
目標をなるべく具体的にして、はじめに明確にすることで、お互いにむだな労力を省くことができます。
とくに夫婦の場合には、明確に言葉にせず、胸に抱いていることも多いのですが、期待を裏切ってしまうと大きな引き出しとなるので、はじめにお互いを理解するために話し合っておくことが大切です。
”誠実さ”は、あなたが信頼されるための基礎となる部分です。
”正直さ”は、「現実どおりのことを言うこと」なのですが、”誠実さ”はもうひとつ上のレベルで、「有言実行」で、
「自分の言葉に現実を合わせること」です。
自分の言ったことを実行して、相手からの信頼を高めることになります。また、その場に居ない人に対しても、誠実であることが重要です。
信頼をなくすようなことをしてしまった場合には、謝ることです。
誠心誠意の謝罪は、逆に大きな預け入れになる可能性もあります。
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