「一生懸命家族のために頑張っているのに・・・」
そんな想いは家族にはなかなか伝わりませんよね。
しかも、なんだか家に居場所がなくて邪魔者扱いされたりしているような気になったりして・・・
じゃあ一体、お父さんが本当に家族から望まれていることはなんでしょうか?
家族は、自分のすることに喜んでくれて、感謝してくれるようになるのでしょうか?
その答えは、この問いに答えることです。
人は他者にどんなことをされたらうれしいのでしょうか?
ひとことで言うと、
「相手の欲求を満たすようにする」
というなのです。
では、”欲求”ってどういうことが考えてみましょう。
まず、生理的欲求と安全欲求は比較的低レベルの欲求であり、ふつうの家庭生活のなかでは、「衣食住」がほぼ満たされていればOKの欲求となります。
その次の愛情の欲求と尊厳の欲求は、相手を尊重しあえる関係が必要です。相手への愛情や尊敬、感謝を言葉や行動で示すことです。お母さんという役割だけではなく、その人のパーソナリティを認めることが大切です。
「誰かと一緒にいる」・「誰かに愛されている・尊敬されている」という実感をがもてるようになるのです。
そして最も高次元な欲求として、「なりたい自分になる」という目標をお互いに持っていて、それを尊重し、その目標に向かって力を合わせることができれば、より高次元の満足を得ることができるようなります。
他者に与えること
人間の”欲求”がどういうものか、わかったところで、
「具体的に何から始めたらよいかわからない・・」
というご意見もあるかもしれません。
そこで大事なことがあります。
「なんかして欲しいことある?」
なんて聞いたらよいでしょうか?
もちろんNGです。それでは、逆にがっかりされてしまうのがオチです。
大事なことは、
相手の欲求を満たすように、あなた自身から行動して、相手に与えていくこと
です。
自分がしてほしいことを相手にする(←相手を理解する)
というこをいつも頭の片隅に入れておいてください。
そして、
配偶者はあなたにとって”最も重要なパートナー”であり、あなたが”手助けしたい人”であり、”手助けしてくれる人”なのです。
一番大切なものは何ですか?と聞かれて、 「家族」 と答える人は多いでしょう。
しかし、自分に問いかけてみてください。
「その家族のための行動ができているでしょうか?」
「最も重要であるはずの人間関係を大切にしているでしょうか?」
その問いかけをできていれば、家族から望まれることを自然とできるようになるのです。
少しずつ、できることから始めてみてはいかがでしょうか?
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