教育費は聖域か?

子どもの教育にはお金がかかる・・・・・
 文部科学省の調査によると、大学卒業までにかかる費用は、

全て国公立の場合 :約1,000 万円
   全て私立の場合   :約2,300 万円
     (子ども一人あたり)

とされています。
 しかし、多くのご家庭にとって教育費は”聖域”と言われ、他の出費は削れても、教育費だけは、なかなか削るわけにはいきません。
 これは文部科学省の調査(2007年)ですが、

親の年収が高い→大学進学率が高い
  親の年収が低い→大学進学率が低い(就職する率が高い)

という図式がハッキリしているのです。
 
親の年収と高校卒業後の進路 
 つまり、「年収が低くても子どもを大学へ進学させたい」という親は、
経済的には無理をしてなければならない
という現実は、”あたりまえ”ということになってしまうのです。

教育への投資の意味

 無理をしてでも、教育に投資をする
ということなのですが、そのリターンは何なのでしょうか?
 教育は契約関係ではないので、お金をかけたからと言って子どもは何も約束していない
ということなので、この投資は何のリターンも約束されていないところが大きな特徴です。
 教育費が聖域という意味は、
  制限なくお金を使う
という意味ではなく、
  リターンが無い投資である
という意味なのです。
 投資の考え方は、個人の判断ですので、”聖域”なんて重く考えずに、無理のない範囲ですれば良いということになります。
 子どもは、それぞれの置かれた環境で頑張るものです。貧乏でも立派になる人はたくさんいます。
 あくまでも親はサポートする立場であり、主役ではありませんので、お金を出しているからといって、
口出しをしては元も子もありません。 (←勉強しなさい!と言ってはイケない




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