依存した夫婦関係を見直す

夫婦関係は、もっとも親密で、精神的に満足を得られる人間関係であるのですが、
最も難しい関係でもあります(←最も難しい関係は夫婦関係!?)。
なので、あなたが「配偶者を中心にしてものごとを考えること」は、とても良いことのように思われるかもしれません。
しかし、それは相手への依存する気持ちにつながります。
その依存が強すぎると、お互いにとって最悪の結末に至ってしまうケースにもなり得る危険性を持っています。
どういうことかと言うと、
 ”相手のニーズや欲求が第一”
としていると、行動の基準がすべて相手に依存することになってしまいます。
 そうすると、相手に尽くしてしていたことが、否定されたり、意見が食い違ったときに、通常よりも数倍も腹を立てることになってしまうのです。
 例えば、こんな場合はどうでしょう?
  旅行の行先や、食べたい料理など、相手の基準に合わせたにもかかわらず、あとで不満を言われた
相手と衝突したときには、対立はとても深刻になってしまうのではないでしょうか?
愛情が憎しみに転じてしまうのです。
 その結果として、
必要以上に相手を攻撃してしまったり、必要以上に自分を正当化したりして、ぎくしゃくした関係になってしまいます。
もしもそれが、親の問題であったり、子どもの教育に関する問題であったりしたら、問題はもっと深刻になってしまいます。
 
本当は、 「夫婦円満で楽しい家庭にしたい」 というあなたの思いが、結果として違う方向に向かってしまう危険性をはらんでいるです。

心の中を置き換える

もし、あなたが、怒りやいらだち、ストレスを感じているような関係性を夫婦の間に持っていないでしょうか?
もし、持っているとすれば、気持ちの”置き換え”が必要ですね。
今の相手への気持ち、感情を次のような考え方に”置き換え”てみましょう。
この時に、相手の責任を考えてはいけません。
 自分自身がどう考えることができるだろうか?
ということに集中して考えるようにしてみてください。

 

〇感謝
 ”今の自分たちがあるのは相手のおかげだ”と感謝して、ありがたいと思う
〇容認
 ”短所はあるが大したことではないし、我慢できる”と認める
〇発見
 ”もっと良くできる方法はないだろうか?”と考える
〇静観
 ”いつも頑張ってくれているな”と気づく
〇挑戦
 ”いつもと違うなにかできることはないだろうか”と考える
〇選択
 ”自分にできることはなんだろう”と考える
〇受け入れ
 ”相手を許せる気持ちは自分らしい”と認める
〇共感
 ”相手の考えていることは面白そうだ”と興味を持つ




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