30年後に幸福で健康であるために今やるべき3つのこと

7あなたが幸せになるために・・

あなたが、幸せになるために一番必要なものって何ですか?
それは、人生の目的と言って良いのかもしれません。
 まず、思いついたことは何ですか?

〇 富(=お金)を蓄えること
〇有名になること
〇仕事上の地位が上がること

 
このうちのどれかに当てはまっているのではないでしょうか?
毎日、仕事で忙しく働いたり、一生懸命勉強したりして努力を重ねている目的は、このどれかでしょうか?

75年の追跡調査でわかったこと

 冒頭の難しい問いに対して、心理学者のロバート・ウォールディンガ―氏らのグループが調査をして”ある答え”が出されています。
 その研究の内容は、75年間にわたって、724人もの男性を追跡する、というものです。した研究があるのです。
仕事や家庭の様子、健康状態などを追跡して記録していったというのです。
その中には、ハーバード大学の学生からスラム街の貧困家庭の子どもまで、いろんな人が対象です。
その人たちは、さまざまな人生を送っていて、工場の労働者や医者、大統領になった人、うつ病や病気で死んでしまった人まで・・・本当にさまざまです。。
 
 そして、何年か経って、年齢を重ねた人々に、インタビューやアンケートで、幸せ度や健康状況を詳しく調べて分析していったのです。
 そんな調査からわかったことは、
 人間が健康と幸福を感じることと、富や名声とは全く関係が無かったのです。
 健康状態が良く、幸福感を持っていた人が共通して持っていたものとは・・・
 良い人間関係
だったのです。

75年の追跡調査でわかったこと

そして、この研究で、次の3つのことが分かったのです。
良い人間関係を築ける人は健康に過ごせる
良い人間関係を築いていた人は、孤独な人よりも長生きできていたのです。
80歳で健康で幸せな人というのは、ほぼすべての人が、50歳のころからずっと良い人間関係を築けていたのです。
つまり、50歳の時にコレステロール値が高い低いと心配するよりも、人間関係のほうが30年先の健康を左右しているのです。
人間関係が愛情深いものであった人ほど健康
人間関係の”質”もとても重要で、友人の数の問題ではなく、身近な人たちとの関係の質が健康にはとても重要です。
なかでも、パートナーとの愛情が重要で、愛情が薄い、ケンカが絶えなかったような人は、健康状態が悪くなっていたのです。
まさに、愛情が健康を創っていたのです。
良い人間関係を築ける人は、脳も元気
良い人間関係は、脳を守る効果があるのです。何かあった時に、近くに頼れる友人やパートナーがいるという安心感が脳を守ってくれるのです。
一人で、誰も頼れない人は、不安感の中で生きているので、脳に悪い影響が及んで、記憶障害が現れやすくなったりするのです。

幸福と健康のためにやるべきこと

75年にもわたる研究の結果は、実はそれほど珍しい結果ではありませんでした。
”人間関係を良くする”
なんて、言い古されたことで、そんなことは言われなくても誰でもわかっているようなことです。
では、あなたは、本当に人間関係を大切にできているでしょうか・・・?
もし、自信がないと思われたとしても、それはある意味仕方無いことです。
なぜなら、良好な人間関係を築くことは、とても面倒で時間がかかることだからです。
人間関係は複雑ですし、信頼関係を築くには時間もかかって大変ですし、とても地道なことをやり続けなければなりません。
そんな面倒なことよりも、今のあなたにとって、ラクで楽しいことを優先させてしまうのではないでしょうか?
でも、あなたが30年後に幸福で健康であろうとするのであれば、身の回りの人間関係を良くしていく努力をしてみましょう。
未来志向の習慣が必要です(←未来志向の習慣

スマホやテレビを見ている時間を削って、パートナーとの関係改善に使ってみましょう。
一緒にデートに出かけたり、お茶を飲んだりする、といった簡単なことから始めてみましょう。
もし、何年も口を聞いていない親族や友人がいるのであれば、メールや電話をしてみましょう。
仕事以外の人間関係を大切にして、勇気を出してコミュニティに参加してみましょう。

あきらめてはいけません。まずは身近な夫婦関係から見直してみましょう(←愛情を取り戻す)
今のその行動が、30年先のあなたの人生を幸福なものへと導いていくれるのです。




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