人間だれしもニガテなことがあります。
子どものころの勉強で、
一度ニガテになってしまうとなかなか克服できない
ということは、どなたにも経験があるのではないでしょうか?
大人になってからも、それはあまり変わりません。
ニガテだな・・・、嫌いだな・・・
と思う仕事は、なるべく避けて通ろうとしますし、たとえやったとしても、全然楽しくありませんし、仕事が身につきません。
これは、人間が持っている脳のしくみのせいなのです。
人間の脳は、
「面白くないこと」
「楽しくないこと」
「好きじゃないこと」
が入ってくると、
「嫌い」というネガティブな情報
として、整理してしまうので、その後の、
「思考する」、「理解する」とか、「記憶する」
とった働きをしなくなってしまうのです。
脳のしくみを理解する
脳神経外科医の林成之先生による著書、「脳に悪い7つの習慣」
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によると、
脳は考える前に、情報に「気持ち・感情」のレッテルを貼る機能
があるというのです。
目から入った視覚情報は、まず、
「好き」・「嫌い」
のどちらかに振り分けられます。意外に単純な仕組みなんですね。
「好き」のレッテルが貼られたものは、思考、理解されて、その人の記憶や信念といった深いところに蓄積されやすくなります。
しかし、
「嫌い」のレッテルが貼られてしまうと、
「自分にとってマイナス」
と脳が判断してしまうので、それ以上、思考・理解が進みません。当然、「記憶にも残らない」ということになってしまうのです。
小さな成功と楽しさを感じるとニガテは克服できる
このような脳の仕組みを知ると、実は、ニガテ科目というのは、もっと単純に考えることができます。
本当にできない
のではなく、
ただ単に嫌いなだけ
という見方もできるのです。
ニガテ科目の理解力、思考力を高めようとしたら、まず、
”感情をプラスにすることが重要”
という訳です。
その科目を教える先生を好きになるとか、好きな子がその科目を教えてくれるとか、
そんな些細なことでも構わないのです。
まずは、カンタンな所から入って、ほんの少しでも”楽しさ”を感じることさえできれば、そのニガテ科目の克服への第一歩となるのです。
いかがでしたか?
子どもの勉強だけでなく、大人でも入り口で嫌いと思ってしまって楽しさを味わえていないことも沢山あるのかも知れません。
「嫌い」というネガティブな感情は、いろんなものをブロックしている可能性があります。
脳の仕組みを理解して、「好き」というプラスの感情でブロックを取り払うようにたいものですね。
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