心が折れることもある|そんな時の対処法

人間の心はそれほど丈夫ではありません。
 いくら頑張っても、自分の力ではどうしようもないことがあります。
 例えば、地震や大洪水などの大きな災害があり、そんな時、人間はだれでもパニック状態になります。
 日常生活では、家のカギや財布を落としたりしたときにも、一種のパニック状態になった経験がありませんか?
 この”パニック”になるとはどんな状態なのでしょうか?
 実は、人間には、本能的に強いストレスがかかるとパニックになる機能があります。
 その仕組みは、
  ”心のブレーカー”
と呼ばれます。
 そうです・・・電気を使いすぎると、バチっと電気が切れる、あの状態です。
 あまりに大量の電気が流れると、電化製品が壊れたり、ショートして火事になったりする危険があります。
 電気と同じように、人間にも強いショックから身を守ろうとする本能が働くのです。
 あまりに強いショックや、一度にたくさんのストレスがかかると、
 心のブレーカー
が落ちる仕組みになっているのです。一種の防衛本能と言えるのです。
 症状としては、なにかの心理的に強いストレスを受けて、自分の身の回りで何が
おこっているのか、客観的に把握することができなくなってしまうのです。
 それは、次のような段階で進んでいきます。

まず、「どうしよう、どうしよう」・・・不安な気もちになる
  次に、慌ててしまいます・・・判断力が無くなる
  そして、何もできなくなっったり、逆にやってはいけないことする

ようになってしまいます。
  混乱して、とんでもないことをしでかす人もいれば、逆にフリーズしてしまい、
ただじっとしているだけになるような人もいます。
 現れ方や、その程度は、人によってレベルは様々にあると言われています。
 もちろん、折れない心を作る努力も必要かもしれません(←折れない心の作り方)
 でも、人間は心が折れることはあります。
あなた、もしくは周りの人が次のような状況になっていれば、その人の心は折れていると考えることができます。

  ・なにが起きたかわからなくなる(無覚知)
  ・どうすればいいかわからない(心理パニック)
  ・きちんと適切な行動がとれない
  ・外部の情報が入らなくなる

心が折れたときへの対処法

 
 心が折れる時に、うまく対処するための方法は、大きく分けて2つに分類できます。

(1)前もって準備しておくこと

だれでもそのような状態になる可能性があることを理解しておく
 心が折れることはあなただけに起こるものではありません。誰でも可能性があります。
 と同時に、それは、一時的なものなのです。
 そのときに 「お先真っ暗だ」と思っても、そう思うのは一時的なのだと思えれば、次に進むことができるのです。
具体的なイメージを作ること
 あらかじめシミュレーションしておくことが大切です。あまりに突然であるほど、パニックの度合いは高まります。
 どんなことが起こるかを、少しでも想定しておくことです。
 そのときに、自分自身が、「きっと心が折れるんだろうなぁ」と、その状態を想定しておくのも、ショックを和らげる意味では有効です。
解決策を作っておく
 解決策のポイントは、
   かならず行動を伴うこと
 が必要です。
 何かストレスを受けることを想定したら、そのときには、そのストレスから逃れるために、「深呼吸する」でも「運動する」でも「早く家に帰る」でも良いので、
何か行動に移すものを決めておくことです。

(2)心が折れてしまってからすること

 ちょっと難しいかもしれませんが、もし強いストレスを受けたら、
”あっ!心が折れたな”
と自分で自覚してみることです。
 自分で自分を客観的に観ることで、かえって自分の周りが見えるようになるのです。
 いかがでしたでしょうか?
 あなたが、突然に強いストレスに襲われることはあり得ます。
 そんなときのために、少しでも参考にしていただけたらと思います。




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