選択理論のキホン|人間関係の悩みからの脱出方法

人間関係の悩み・・・・
あなたの悩みのほとんどは人間関係によるものかもしれません。
あなたのそんな悩みを少しでも軽くできる心理学の理論があります。
”選択理論”ってお聞きになったことはありますか?
 選択理論は、アメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士(William Glasser. 1925~ )という人が提唱した心理学で、
その内容を一言でいうと、、

 人の行動の殆どはその人自身が選択したものであり、
 人は生存  愛と所属  力  自由  楽しみ
 という5つの基本的欲求を満たすことを動機として行動している

 というものです。
 ちょっと難しいようですが、
 ”人が起こす行動ということは、その人のある欲求にもとづいて選択して行動している”
ということです(あまり変わってませんね^^;)。
 でも、人間の行動が、ある欲求(目的と言ったほうが近いかもしれません)を満たすためにしていると考えることで、
相手の行動が理解できたり、あなたの感情をコントロールできたりするようになるのです。
 例えば、あなたが、何かしらの自分に降りかかっている(と思っている)不運や不幸を嘆いているとします。
それは、”自分以外のまわりの環境が悪いのだ”と考えがちです。
 しかし、選択理論では、
   世の中が悪い、社会の制度のせい、親の育て方、親の遺伝、周囲の人間のせい
ではなく、その状況は
 ”自分自身が選択した結果”
と考えます。
 逆に言えば、
 ”今すぐにでも自分の行動はいつでも変えられる!・・・だって自分で選択しているんだから・・”
ということになります。
”変えられないもの” ではなく、 ”変えられるもの” に焦点を当てて考えれば、嘆くだけではなくて、いろいろな解決方法を見つけることができるのです。

他人はコントロールできない!?

”変えられないもの”の代表は、
「他人 たにん Others」
です。
人間関係で悩んでいる人は、
 「相手が自分の思うとおりになってくれない・・・」
とどこかで不満を抱えています。
 周囲の他人や奥さまの気に入らない行動があると、それを見つけては、
 「あーしろ、こーしろ」
とあなたの思い通りに変えようとするかもしれません。
 これが、人間関係を悪くする”モト”なのです
 
 選択理論では、他人はコントロールできないと考えます。
 他人の行動変えようとしてもうまくは行きません。強制的に人を動かそうとしてもうまく行かないのです。
 なぜならば、
  ”他人はその人の欲求に基づいて行動しているから・・・”
です。
 あなたが自分の欲求にしたがって行動しているように、他人もみな同じです。
そして、その欲求の種類や大きさは、人それぞれなのです。
人間関係で、一番腹が立つのは、
 「自分の価値観を押し付けて来る人」
でではないでしょうか?
その一方で、あなたが人間関係で抱えるストレスの多くは、
  「相手があなたの思い通りにならない」
と思っていることが原因であることが多いのではないでしょうか?
 でもそれは、”もととそれはデキないこと”を嘆いているだけなのです。
 自分の行動を変えてみることでしか、状況は良くならないのです。 
 「変えることができるのは自分の行動のみ 他人の行動はコントロールできない」
 いかがでしょうか?こう考えると、人間関係がうまくいきそうな気がしてきませんか?




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