”夫婦関係を再構築しよう・・・”、”今の夫婦関係をなんとかしたい・・・”という人のためになる、一つの逸話があります。
ある男性が、カウンセラーのところに相談に行きました。
「妻が僕を愛してくれないのです。彼女の愛情は冷めてしまったのです。もう離婚するしかありません」
そこでカウンセラーはその男性にアドバイスしました。
「では仕方ないですね。どうせ離婚するのだから、1か月間だけ我慢して、奥さんをお姫様のように接してみなさい。
そして1か月後にもう一度相談に来てください・・・」
その男性は、だまされた気分でしたが、1か月の辛抱だし、どうせ別れるのだからと思い、カウンセラーの言うとおりに接しました。
そして一か月後・・・
「離婚は取りやめました。以前とくらべものにならないくらい彼女が僕を愛してくれるようになったのです・・・」
この男性の話にあるように、自分が愛してほしいと思うのであれば、まず、
自分から相手にしてみる
ってことが重要なのです。
相手を変えることはできません、だから自分の行動を変えることです。
「〇〇してくれないから○○しない」
といった条件付けをしていては、いつまでたっても前に進まないのです。
まず”相手に与える”ことから始める。
これだけで、相手との関係が良くなるのです。
その2:今すぐできる・・”相手を許すこと”
「自分が正しくて、相手が間違っている!だから妥協する必要はない!」
正義感の強く合理的な思想の持主であるあなたは、「筋を通していつも正しい方向は何か?」と考えています。
そして、”間違っている相手”をいつも責めていないでしょうか?
残念ながら、こういう考え方は、相手との関係を悪くしてしまいます。
あなた自身がその”間違った相手”に囚(とら)われてしまい、凝り固まっった考えに陥っているのです。
そして、その間違いにいつまでもこだわるのではなく、
「相手を許す」ことでしか、その囚われた状況を改善することはできない
ということに気づかなくてはなりません。
相手に謝らせれば気が済むのでしょうか?
たとえカタチだけ謝ったからといって、何も問題は解決しないはずです。
相手の行動は変えることはできず唯一変えることができるのは自分自身の行動だけであり、相手を許すかどうかは、100%自分自身の問題